【いのちの学校オンライン合宿】2021年2月20日(土)~2月21日(日)

「オンラインいのちの学校」

福島原発事故後、2012年1月から2013年12月までの2年間、
福岡市にあったオーガニックカフェ「Terra小屋(テラコヤ)」にて、
毎週月曜日に開催していた勉強会「いのちの学校」を、
福島原発事故から10年目の今年、オンラインで開催します。


「いのちの学校」とは

311の後、孤立しがちだった避難者を励ますことから、“いのちの学校”という「助け合いと学び合いの場」が生まれました。
福島や関東などから、子どもを連れて福岡に避難してきたお母さんたちや、福岡で避難者をサポートしていた人たちが、
毎週カフェに集まり、脱原発、平和、自然との共生、日本社会など様々なテーマについて、学び合い語り合いが行われてきた場です。

 

10年たった今もまったく収束していない福島原発事故の状況にも関わらず、
原発をさらに増やそうとしている日本政府に対し、
市民として何ができるのか、
そして、これからどのような社会を築いていくのか、
みんなで考え、語り合えたらと思っています。
久しぶりの方も、初めての方もぜひ参加していただけたらありがたいです。
いのちのことやこれからの社会や未来のことを、一緒に語り合いましょう。

 

《日にち》
:2021年2月20日(土)~2月21日(日)

《参加方法》
:ZOOMにて

※お申し込みいただいた方に、URLをお伝えします。

《参加費》
:無料

※運営費の寄附を募集しています。

《お申し込み方法》
:以下のフォームよりお申し込みください。

(フォーム)


《プログラム》

◎2/20(土) 12時45分 受付開始

プログラム1 13時~16時
テーマ:福島原発事故から10年の今
ゲスト うのさえこさん
ホスト 中村隆市、藤井芳広


プログラム2
 16時半~18時半

テーマ:ATO4NENとエネルギー基本計画について
ゲスト Fridays For Future Fukuoka、本河知明さん
ホスト 中村隆市、藤井芳広


プログラム3
 20時~21時半

テーマ:参加者それぞれの想いのシェア


◎2/21(日)
 9時45分 受付開始

プログラム4 10時~12時

テーマ:福島から未来へ
ゲスト 田中徳雲さん
ホスト 中村隆市、藤井芳広

プログラム5 13時半~15時半
テーマ:福島原発事故から10年未来世代に残したい地球環境や社会について
共に考え語り合いましょう

 

《ゲストプロフィール》

宇野朗子(うのさえこ)さん
(プログラム1 2/20 13時~16時) 

2011年3月11日福島県福島市で被災後避難。
原発事故を抱える中でよりよい社会へ変容していくために、
一当事者として何ができるのか探し続けている。
「避難の権利」を求める全国避難者の会共同代表。
福島原発告訴団(現在は福島原発刑事訴訟支援団)など。
2011年4月~2013年3月まで福岡市・福津市に母子避難。現在京都府京田辺市在住。
著書に、クレヨンハウスブックレット「目を凝らしましょう。見えない放射能に。」など。


本河知明(ほんかわともあき)さん
(プログラム2 2/20 16時半~18時半)
1976年生まれ。大学では物理学を専攻し、大学院に進学するも、博士後期課程で中退。
以降、社会運動や政治運動を中心に活動中。現在、福岡市議会議員の荒木龍昇のスタッフ。
「ふくおか緑の党」事務局長としての活動を中心に、そのほか「パワーシフト福岡」代表、
「玄海原発プルサーマル裁判の会」原告、「もやいバンク福岡」代表理事など、さまざまな市民活動に参画している。
◎今回の企画に寄せて…
原発の問題に関わるようになったのは、玄海原発でプルサーマルが始まる時期でした。
そのころは自然食品の会社で働きながら市民活動や政治運動に関わっていましたが、
そのあと2011年に福島第一原発事故が起きたのがきっかけで、
2012年から「政治の世界」に身を置くことを決めました。
気候危機(地球温暖化)の問題については、1987年にNHKで放送された『地球大紀行』がきっかけで関心を持っていました。しかし、それから30年以上も経ったにもかかわらず、改善するどころか悪化する一方になってしまい、たいへん申し訳なく思っています。
このような社会をつくってきてしまった大人の責任として、Fridays For Futureの皆さんをはじめ、
若い方たちからパワーを分けてもらいながら、
真に持続可能な社会=「地球1個分」の暮らし・経済・社会に向けて活動しています。
当日は、私が原告として参加している原発の裁判(3/12(金)に佐賀地裁で判決)をはじめ、
今年6月改定予定の国のエネルギー基本計画のこと、
福岡市の「2040年ゼロカーボン(脱炭素)」の議論の様子などをお話ししたいと思います。
 
Fridays For Future Fukuoka
(プログラム2 2/20 16時半~18時半)
こんにちは!Fridays For Future Fukuokaのさき、ぶんき、まおです。
私たちは、気候変動を解決するため、世界各国で立ち上がっている若者団体の一つです。
福岡に根付き、福岡市議会への請願や市民に向けたイベントを通して気候変動への迅速な対応を求めています。
中でも、福岡の街を楽しく歩いてアピールする「マーチ」は、過去2回の開催で約200人の方と意思表示をしてきました。
糸島市議の藤井さんとは、間伐やビーチクリーンなどのイベントを通して、楽しく交流させてもらっています!
次の世代が地球の豊かさを享受できるために、持続可能な社会を一緒に目指しましょう!

 

田中 徳雲(たなかとくうん)さん
(プログラム4 2/21 10時~12時)
昭和49年、福島県いわき市小名浜に生まれる。
高校在学中、吉川英治氏の著作『宮本武蔵』の中の禅僧 沢庵さんと出会う。
僧侶という生き方のスケールの大きさに感動する。
翌年、いわき市平上荒川、医王寺の村上徳栄老師のもとで出家得度。
花園大学(京都府)卒業後、福井県永平寺で修行生活に入る。
凡事(日々のなんでもない行い)こそが大切であることを学ぶ。
平成13年より旧小高町(現南相馬市)同慶寺副住職を務め、
食の大切さを感じ農業を学び始める。
同じ頃、北米先住民の伝統的な考え方に出会い、自分が虹の戦士であることを自覚。
なるべく自然な生き方(半農半僧)、なるべくモノを持たない生き方を目標に奮闘中。
平成20年より住職となる。現在4児の父。
好きな言葉は
「グローバルに考え、ローカルに行動し、大地は一歩一歩踏みしめて歩くこと」「あきらめない」
【震災時以降の詳細】
平成23年3月11日、原発から17キロの同慶寺で被災。
午後4時、ツイッターで福島原発の「全電源喪失」の情報を知る。
午後6時、幼い子ども3人を含む家族で避難開始。
避難経路は11日南相馬〜福島市、12日会津若松市、13日長野県大町市、14日福井県永平寺町へ。避難行動を共にする仲間は増え、一時は30人を越える。
しかしながら、自身は3月末より単身福島に戻る。妻子を福井に残し、福島と福井を往復しながら活動を開始。相馬地方を中心に全国に離散した檀信徒の要請に応えながら、他地域に被災地の現状を伝える活動も行う。
平成25年春より妻子共に2年間避難した福井から、いわき市に移住。現在はいわき市の避難先からお寺まで、片道75㎞を通いながら活動中。
2019.11来日されたローマ教皇に謁見、原発震災の現状を伝える。

https://www.asahi.com/articles/ASMCS7VTJMCSUTIL024.html 

 
廣水乃生(ひろみず のりお)さん
(プログラム5 2/21 13時半~15時半)
ビジネス・コミュニティ(国・自治体・地域)、教育の分野に焦点を当てたSustainability(持続可能性)を実現する活動を推進。ビジネス分野では、 国連の環境に関する最高賞である地球賞を2019年に受賞したアパレルメーカー『Patagonia』の日本支社 戦略策定に、唯一の外部ファシリテーターとして10年間従事。現在は、その経験を活かしてSustainability Transformationを推進。業界問わず想いで繋がる企業に対する導入コンサルティング、研修・セミナー講師として活動中。」

 

 《ホストプロフィール》

  中村隆市(なかむら りゅういち)
株式会社セカエル 代表取締役

1955年福岡生まれ。19歳で水俣病と出会い環境保護活動に関わり始める。
23歳で山村に移住。無農薬で米と野菜をつくりながら有機農業の普及活動に取り組む。
86年チェルノブイリ原発事故による放射能汚染食品が「途上国」にまわされたと知って途上国の子どもたちが心配になり、途上国に有機農業を広めるためにフェアトレード事業を始める。
98年からコロンビア、ブラジル、エクアドル、メキシコなど中南米で講演。
2000年ブラジル初のオーガニックカフェ「テーハベルジ」を開店。
04年ブラジル・マッシャード市から有機農業とフェアトレードを普及した功績により名誉市民章を受章。
1990年からチェルノブイリ医療支援で、現地の病院に医療機器や薬を届け続ける中で被害の凄まじさを知る。福島原発事故の後、「放射能から子どもを守る企業と市民のネットワーク」を設立。
環境NGOナマケモノ倶楽部世話人。
一般社団法人「生物多様性の豊かな森を守り森をつくる協会」代表理事。
(株)ウインドファームなど5つの会社の代表取締役。著書に『スロービジネス』(ゆっくり堂)
『考える絵本 しあわせ』(大月書店)のモデルでもある。
昨年6月「自分を変えて世界を変える」株式会社セカエルを設立。

 

藤井芳広 (ふじい よしひろ)
セカエル取締役
NPO法人いとなみ 代表理事/糸島市議会議員 1978年生まれ。
滋賀県彦根市出身。 2003年より、東京にて、ナマケモノ倶楽部を始め、様々な環境活動・社会活動に参加。
2006年に、参加型の社会創造アートプロジェクト「今人(いまじん)プロジェクト」を立ち上げ、仲間と一緒に音楽劇を創作・公演する。
2009年には、「walk9/韓国巡礼」にコーディネーターとして参加し、韓国を100日かけて一周歩く。
そこで、国を超えた環境運動・平和運動の必要性と可能性を実感し、2010年、韓国やアジアから近い福岡県糸島市に移住。
仲間とともにNPO法人いとなみを結成し、森の再生とアジア交流を核とした循環型コミュニティづくりに取り組んでいる。
2014年には糸島市議会議員選挙に立候補し、当選(現在2期目)。
2020年、「糸島 food forest」を立ち上げ、食べられる森づくりを進めている。

 

<主催団体紹介>
株式会社SECAEL(セカエル)

「自分を変えて世界を変える」ために設立された会社

環境問題をはじめとする社会問題が「この60年で最悪の状態になっている」と考えている中村隆市の「世の中を、生まれて来たときよりも少しでもよくして逝きたい。そのために、これまでの人生で学んできたことを若い世代に伝え、若い世代から学びながら世界を変えていきたい」という願いに共感した若者たちと2020年6月に設立した会社です。
詳細はこちら

 

【いのちの学校オンライン合宿】2021年2月20日(土)~2月21日(日)」への3件のフィードバック

  1. マルシャンゆかり 返信

    学生さん達に、ほんとうの事を話します。

  2. 星匠 返信

    こんにちは
    山梨県北杜市『みんなのおうち公園』の星匠です。以前中村隆市さんに講演をしていただきました。
    本日開催のいのちの学校にオンラインで参加させていただきたいです。
    よろしければURLをお願いします。

  3. かわじり宏昭 返信

    合宿に参加させて頂いて、命を大切生きていらっしゃる「仲間」に出会えました。これから、もう一度自分の命の使い道を考え直してみます。どなたかとワクワクするような連携ができるんじゃないかと、勇気が湧いてきています。

    セカエルの目的について中村さんが書いてらっしゃつことは、正に私が思っていることです。私も自分なりに、あきらめずに、もがき続けたいと思います。

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