高砂さんは私たちの畑から車で5分ほど行った森の中に住む農家さん。
もっとも今はリタイアされていますが、以前は地元で有名な美味しい有機ミカンを栽培されていたそうです。
この日はケイさんの紹介で、高砂さんから使わなくなった農業用器具を頂きに行きました。
実はこの時、まだちゃんとしたスコップや鍬などの道具を揃えれていなかった私たち。
ベテラン農家さんの所に、こんなぺーぺーの若者が押しかけて道具なんて頂けるのかと
少し緊張していました。
しかし高砂さんは初対面の私たちにもとても気さくに接してくださって、
アレもコレも持って行きなさい、と納屋の中から農業資材をどんどん出して来てくださいました。
この日の目玉は大きな貯水タンクでした。何百リットルも入るかなり大型の物です。
買えば数万円はするこのタンクを破格の5000円で譲って頂く事に。
その他に鍬3本、支柱数十本、コンテナ数個、剪定バサミ、有機の海藻堆肥と牛糞数体、など
これら全てタダで譲って貰いました。
「使ってくれる人が持っていた方が良い」と高砂さん。
高砂さんとの出会いは私たちの畑を応援して下さるケイさんが運んで来てくださった、貴重なご縁でした。
使い込まれた道具ひとつひとつに感謝して、大切に使い続けて行こうと思います。