<2.セカエル農園の畑日記> 6話:ケイさんの家の畑

6月。

ケイさんの家の農場では早々と夏野菜が収穫時期を迎えていました。

家の前に並んだ大きなハウスには、きゅうり、トマト、ミニトマトが鈴なり。

少し離れた畑では、定植のタイミングをずらして植えたトウモロコシが背の順にずらりと並んでいます。

そろそろ収穫時期の終わるキャベツ、大根、白菜も見事な大きさに育っていました。

 

私たちは平日の午前中、主に収穫のお手伝いにお邪魔していました。

この時期はもっぱらハウスの中で、きゅうり、トマト、ミニトマトの収穫です。

コンテナを乗せたカートをゴロゴロと引っ張って、実のなりが丁度いい物を採って行きます。

 

きゅうりは一見何でもない野菜に思えますが、茎や葉は意外と極太の毛でぎっしり覆われていて肌に触るとチクチクします。素手で握ろうものなら毛が刺さって、なんとも不快です。

スーパーに陳列されたものではなかなか知れないきゅうりの意外な一面でした。

 

この時期は午前中はまだ日差しも柔らかく快適ですが、夏に近づくにつれハウスの中は蒸風呂の様になるそうです。夏は日の出も早いので農家の方は早朝に収穫、出荷準備をして、昼間は家に戻り、また涼しくなる夕方から作業を再開するんだとか。

野菜も暑い昼間に収穫したものは元気が無く萎れて見えます。

 

だんだんと夏の匂いがして来るこの季節。

ハウスの仕事、やって行けるだろうかと今から心配です。

 

↑ミニトマトのハウス。黄色い花が満開だ。

↑たまにこんなトマトにも遭遇する。どうなってるんだ?

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