ある日ホームセンターで買い物をしていると
懐かしい名前が目に入りました。
「真桑瓜」
皆さんはご存知でしょうか。
地を這うウリ科の植物で、黄色く甘い実がなる作物でもあります。
甘いと言ってもスーパーで売っているメロンやスイカ程では無く、
どこかウリ臭さが残る果実です。
上の年代の方々が
「昔はこれをメロンだと思って食べていた。」
と言うのはよく耳にする話で、
実はマツシマも子供の頃メロンと言ったらこれで、
本物のメロンを食べさせて貰った時はその甘さに大層驚きました。
そんなことを思い出して久しぶりに育ててみる事に。
強い植物で追肥をしなくてもグングン伸びていくのでそのまま放置栽培。
ポコポコと黄色い実がなり始め、夏のある日ついに良さげな実を1つ持って帰りました。
冷蔵庫でキンキンに冷やして、皮をむいてパクリ。
うむ、この味、この味。
中心に近い所は甘い繊維が詰まっていてトロトロ、
皮に近い所は味が薄くなってシャクシャク。
舌は甘さを感じているけれど、鼻は甘い香りよりウリの匂いを多く感じとる
この不思議な感じ。
大人になって、メロンはスーパーに行けば手に入る様になりましたが、
子供の頃よく食べた真桑瓜の味はどこか安心します。