【オンラインイベント&見逃し配信】10/25(月) 第3回 SDGsノマドcafé ~日本のSDGs それってほんとにサステナブル?~

 

第3回 SDGsノマドcafé(オンライン企画・見逃し配信有り)
~それってほんとにサステナブル?~

2021年10月25日(月) 20:00‐21:30 

(トークゲスト)高橋真樹さん
(聞き手)中村隆市

 

「もう少し大人たちが、子どもたちや未来世代、動植物や地球のことを考えて環境問題に取り組むようになったらいいなぁ」

「気候危機、環境汚染、森林減少、生物種の絶滅など環境の危機を若い世代や子どもたちと共に乗り越えていきたい」

などと考えている中村隆市が、そうした思いを実現するためのヒントを得たいと企画した

オンライン・トークライブ「SDGsノマドcafe」

 

第3回トークゲストは「持続可能な社会」をテーマに国内外を取材し、執筆、講演活動を続けているノンフィクションライターの高橋真樹さんです。

フェアトレード事業に30年以上取り組み、環境NGOの世話人として20年以上SDGs的な取り組みに関わってきた中村は、この数年SDGs関連書籍をたくさん読んできましたが、

今年出版された高橋さんの『日本のSDGsそれってほんとにサステナブル?』(大月書店)が、

SDGsに対する日本の政府や企業、そして社会活動家も含めた日本の現状を「最も的確に表現しており、重要な指摘をしている」と感銘を受け、今回のトークゲストに高橋真樹さんをお招きしました。

 

『日本のSDGs それってほんとにサステナブル?』の「はじめに」から一部抜粋します。

 

******

 

「SDGsって、なんだかモヤモヤする……」

 

それが、筆者がこの本を書きはじめた動機だ。本書に興味を持ってくれた方なら、SDGsについては知っていることだろう。ごく簡単に説明すると、SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略で、国連に加盟する国々が2015年に合意した、世界を持続可能にするために達成すべき17のゴール(大きな目標)と、それを実現するための169のターゲット(より細かい目標と手段)である。各ゴールの内容は「貧困をなくそう」「ジェンダー平等の実現」「気候変動対策を」などで、達成期限は2030年までと定められている。

 

そのSDGsになぜモヤモヤするのかといえば、日本のSDGsをめぐる状況への違和感があるからだ。日本ではいまや、買い物に行っても電車に乗っても、SDGsのロゴマークを見ない日はない。企業のホームページにSDGsのロゴマークをかかげるのは当たり前で、ビジネスマンたちは襟元に誇らしげにSDGsバッジを付けている。そのため、国際会議などで外国の識者から、「日本ではこんなにSDGsが浸透しているのか!」と感動されることがあるという。

 

ところが、

たとえばSDGs推進本部を設立し普及の旗振り役をしている日本政府は、SDGsのコンセプトとは真逆の政策を行うことがある。あるいは、SDGsのロゴマークを大々的にかかげて社会貢献をPRしている企業が、不祥事を起こし問題になったりしている。・・・いままで企業がしてきた「いいことをしているアピール」と、どう違うのかがわからないという人も多いはずだ。

 

背景には、

SDGsそのものが少々わかりにくい面があることも関係している。取り上げるテーマは世界中のありとあらゆる問題で、あまりに幅広い。また、193のすべての国連加盟国が賛同したものだけに、あいまいな記述も残り、かならずしも問題に対する具体的な解決策を提示しているわけではない・・・

 

さらに、

各国や地域の事情に合わせて書かれてはいないので、SDGsの本質を現場の実情に当てはめて読み取り、自分たちの課題に落とし込んでいく必要がある。それがけっこう難しい。大きな目標としては誰もが賛同する内容であっても、何を優先し、どんな対処をするかという具体的な内容では、立場や読み取り方によってまるで変わってしまうからだ。

これが日本政府や企業による「なんちゃってSDGs」を許すことにもつながっている。・・・

 

他方で、

SDGsを全否定する人たちもいる。たとえば日本の産業界の一部には、「SDGsは欧州の産業界がビジネスでリードするために、新しいルールを日本に押しつけるためのツールだ」という意見がある。もちろん、欧州の産業界だって理想論だけで動いているわけではない。でも、SDGsができたルーツをたどれば、それは間違いだとわかる。古い常識にしがみつき、新しいチャレンジを拒む言いわけとしてSDGsを批判するのはやめたほうがいい。

また、社会活動家の側からも、「SDGsは企業の宣伝のための都合のいいツール」だとか「政府のアリバイ作りのようなもの」だという批判もある。現実にそのように使われてしまっている面があることは確かだが、批判されている内容はSDGsの本質とは言えない。

 

SDGsを適切に扱えば、社会課題の解決に役に立つ。人類は、まぎれもなく史上最大の危機を迎えている。・・・

本書の取材を始めた2020年2月、猛威をふるい始めた新型コロナウイルスのパンデミックは、1年を経たいまも収束が見えないままだ。新型コロナの発生と拡大は、人間の環境破壊や経済活動と深く関係している。

また、執筆を始めた夏には、激しい気象災害が立て続けに日本列島を襲った。冬に入ると突発的な豪雪が各地で被害をもたらした。年々激化する異常気象の背景には、温室効果ガスの排出などを要因とした気候変動の悪化がある。産業革命以降、人類の活動が地球の生態系や環境にあまりに甚大な悪影響をもたらすようになったことで、これまでとは異なる地質年代「人新世(アントロポセン)」が提唱されるまでになっている。

 

でも映画と違って、ヒーローが助けに来てくれるわけではない。こうした危機にどう対処すればいいのか?

その指針となるのがSDGsだ。SDGsの正式名称は「我々の世界を変革する――持続可能な開発のための2030アジェンダ」という。要するに、「いまの持続不可能な世界を変えなきゃいけない」という宣言である。そこには関係のない人など一人もいない。

 

・・・SDGsとは何かを読み解き、社会のあり方を見つめ直し、一刻も早い実践に移ることが求められている。この本で、そのためのヒントを提供できれば幸いだ。

 

『日本のSDGs』目次

はじめに――

モヤモヤする、日本のSDGs

第1章 

SDGsは何をめざしているのか?

第2章 

これでいいのか? 日本のSDGs

[インタビュー]ニールセン北村朋子さんに聞く デンマークがSDGs先進国である理由

第3章 

日本とSDGs 八つの論点

[インタビュー]井田徹治さんに聞く 日本は環境危機とどう向きあうべきか?

第4章 

パートナーシップで貫く七つの実践例

[インタビュー]

田中信一郎さんに聞く SDGs時代の持続可能なまちづくり

おわりに――

できない理由よりできる方法を探す

 

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【 SDGsノマドcafe 第3回トークゲスト】

  • 高橋真樹(たかはし まさき)さん プロフィール

ノンフィクションライター。平和協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。

国内外をめぐりエネルギー、まちづくり、持続可能性などをテーマに取材・執筆、講演を続ける。近著にSDGsについてのモヤモヤをわかりやすく解いた『日本のSDGs それってほんとにサステナブル?』(大月書店)。その他の著書に『ご当地電力はじめました!』(岩波ジュニア新書)、『僕の村は壁に囲まれた−パレスチナに生きる子どもたち』(現代書館)ほか多数。

ドキュメンタリー映画「おだやかな革命」(渡辺智史監督)のアドバイザーも務めた。2017年よりドイツ仕様のエコハウスに暮らし、「高橋さんちのKOEDO低燃費生活」にて情報発信を続けるhttp://koedo-home.com/

高橋真樹公式サイト 

〔書籍はこちらから!〕

「日本のSDGs:それってほんとにサステナブル?」

 

【 SDGsノマドcafe ホスト】

  • 中村隆市(なかむら りゅういち)

(株)ウインドファーム(有)カフェスロー(有)有機コーヒー(有)ゆっくり堂(株)セカエルの代表取締役。ナマケモノ倶楽部世話人。

1955年福岡生まれ。19歳で水俣病の患者さんと出会い、環境保護活動に関わり始める。23歳で山村に移住。無農薬で米と野菜をつくりながら有機農業の普及活動に取り組む。1987年「途上国」に有機農業を広めるためフェアトレードを開始。

1998年からコロンビア、ブラジル、エクアドル、メキシコなどで有機コーヒーのフェアトレードについて講演。2000年ブラジル初のオーガニックカフェを開店。

04年ブラジル・マッシャード市から有機農業とフェアトレードを広めた功績により名誉市民章受章。

放射能から子どもを守る企業と市民のネットワーク代表。一般社団法人「生物多様性の豊かな森を守り森をつくる協会」代表理事。

株式会社ウインドファーム

株式会社セカエル 

 

■イベント開催日

2021年10月25日(月)20:00-21:30/開場19:50

※ オンラインでの開催

 

■参加費(未成年・学生無料)

◎一般:800円/税込

◎未成年・大学・短大・専門学校生:無料

 

■お申込み

◎一般:以下カフェスローウェブショップからお申込みください。

https://cafeslow.shop-pro.jp/?pid=163585086

◎未成年、大学・専門学校生:以下のフォームよりお申込み下さい。

https://forms.gle/W4XCPTMqcBRzvBBv8

 

<当日配信URLについて>

・申込み締切:開催当日10/25(月)19時まで。

・お申込みの方へ、翌1~3日間隔で随時メールにてお送りします。

・10/25(月)19時以降お申込みの方は、見逃し配信視聴となります。

・当日配信のシステムはzoomミーティングを使用します。

・当日配信をご覧になられた方にも見逃し配信のURLを後日お送り致します。

 

<見逃し配信URLについて>

・配信期間:11/1(月)~11/30(火)24時まで。

・申込み締切:11/30(火)18時まで。

・10/31(日)までにお申込みの方:11/1(月)にメールにてお送りします。

・11/1(火)以降にお申込みの方:翌1~3日間隔で随時メールにてお送りします。

・11/26(金)~30(火)にお申込みの方:11/30(火)19時までにメールにてお送りします。

・見逃し配信はvimeoでの配信となります。

 

■問合せ

カフェスロー/担当:山本

電 話:042-401-8505

メール:cafeslow(a)h4.dion.ne.jp ※(a)を@へ置換えてください。

お電話でのお申込みは承っておりません。予めご了承ください。

 

■主催「SDGsノマドcafe」実行委員会
環境文化NGOナマケモノ倶楽部:https://theslothclub.wixsite.com/2020
有限会社カフェスロー:http://cafeslow.com
株式会社ウインドファーム:https://www.windfarm.co.jp/
株式会社セカエル:https://secael.com

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